Eight Team Blog - 名刺管理に役立つヒントを発信

2019年11月27日

最小コストで始められる、営業を加速する顧客データ管理【イベントレポート】

こんにちは。名刺アプリEightです。

日々交換する名刺、イベントの来場者アンケート、資料請求のダウンロードリスト。これらの顧客情報をチームで体系的に管理できたら、営業効率はぐっと改善されるはず。そうは思っていても、業務フローの見直しやツールの選定、導入や教育のコストなどを考えると、なかなか踏み切れないこともあるのではないでしょうか。

特に中小企業やスモールチームでは、一人が総務・人事・情報システム担当を兼務していたり、営業がマーケティングやクリエイティブの制作をしていたりするケースもあるといいます。そんななかで「業務改善のために選任を立てるのが難しい」という声があります。

そこで今月15日、「すぐに実践できる顧客データ管理」をテーマに、中小企業・スモールチーム向けのセミナーを開催しました。今回は、「formrun」を提供するベーシック社と共催。「formrun」は、専門の知識がなくても簡単にエントリーフォームを作成し、そこから得た顧客情報をスムーズに管理できるツールです。弊社からは、名刺共有サービス「Eight 企業向けプレミアム」を担当するチームのメンバーが登壇しました。

当日の様子をレポートします。

名刺アプリEight
Eightは、無料で使える個人向けの名刺アプリです。スマートフォンで名刺を撮影するだけでデータ化され、手間なく名刺管理ができます。データ化の速度と正確性には定評があり、2012年のサービス開始以来、高精度の「自動読みとり」と「スタッフの手入力」を組み合わせた技術は、常に進化を続けています。名刺交換をした相手もEightを利用していれば、あなたのビジネスネットワークに加わります。異動や昇進などで名刺が変わった際には通知が届き、「近況の投稿」や「メッセージ」で情報交換も可能に。日々の仕事の出会いが、新たなビジネスの可能性につながります。

1人目のスピーカーは、弊社で「Eight 企業向けプレミアム(以下企業向けプレミアム)」を推進する野本佳那‎。企業向けプレミアムは、Eightに登録した名刺を社内のユーザー同士で共有し、検索・閲覧できるサービスです。今年の9月には導入社数が1,000社を突破しました。

多くのお客様の声に向き合ってきた野本が、中小企業・スモールチームが抱えるリアルな課題を踏まえ、同サービスが顧客データ管理においてどんなサポートができるかを話しました。

実は時間をとられている「名刺共有」

企業向けプレミアムは名刺を共有するサービスですが、お問い合わせいただいたお客様にお話を伺うと、『名刺を共有したい』とおっしゃる方はあまり多くありません。しかし、ヒアリングを進めるなかで、実はさまざまなシーンで名刺情報の共有が行われており、そこのやりとりにおいて課題感をお持ちだと分かりました。

例えば、営業がアシスタントに『〇〇会社の〇〇さんにあの資料を送っておいてください』と依頼するシーンを思い浮かべてください。依頼するときに、会社名、部署名、連絡先などの名刺情報を共有しますよね。あるいは、アシスタントが名刺の束から探すこともあるかもしれません。

また、これからの年末シーズン、営業部で年賀状を出そうと思ったときに、宛先リストを作るにあたって名刺情報を取りまとめる必要があります。年末シーズン以外でも、例えば展示会で各人が交換した名刺の情報をリスト化して、メルマガを一括配信することもあるでしょう。

このように、実は私たちはさまざまなシーンで名刺情報を共有しています」。

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Sansan株式会社 Eight事業部 Corporate Solutions Group
野本佳那 大学卒業後人材会社にて個人営業を経験、その後、金融グループ企業にて法人営業に従事。そこで感じた名刺管理の重要性と自分も市場創造に携わりたいという思いで2015年にSansan株式会社にジョイン。Sansan事業部SD部、営業部を経てEight事業部にてEight企業向けプレミアムの拡販に携わる。

そうしたさまざまなシーンにおいて、業務効率を改善したいという要望から、企業向けプレミアムを導入するお客様が多いといいます。例として、七味唐辛子の老舗である八幡屋礒五郎社のケースを挙げながら解説しました。「八幡屋礒五郎様の場合、全国各地で展示会への出展や講演会を行なっており、さらには海外展開も推進されているため、役員の方が出張で本社にいないことが多いそうです。そんななかで、本社にいる営業に、名刺交換した人への資料送付や訪問を指示する際に、名刺情報の共有に手間と時間がかかることに課題感をお持ちだったそうで、それを改善する目的で企業向けプレミアムを導入されました」。

弊社で提供している名刺管理サービス「Sansan」の導入も過去に検討されたそうですが、あくまでも「役員の持つ名刺情報を本社にいる社員が検索・閲覧できるようにしたい」という要望から、少人数での利用に向いている企業向けプレミアムを導入されたそうです。

導入コストを心配するお客様も多くいらっしゃいますが、企業向けプレミアムの場合は導入のハードルが低いことも喜ばれるポイントだと野本はいいます。

「名刺アプリEightは現在、250万人のビジネスパーソンにご利用いただいています。もし社員がすでにEightを使っていたら、使用感はそのままに、Eightに登録した名刺情報を社内で共有できるため、社員に負担をかけることなく導入を進められます。管理者側は社員を招待し、社員はそれに対して承諾をするだけで利用を始められます。

基本使用料は月額1万円、アカウント料は1人につき400円という価格帯も、中小企業やスモールチームでの導入が進んでいる理由の一つです。『まずは少人数で手軽に使ってみたい』という方は、ぜひご検討ください」。


フォームから取得した顧客情報を管理する

2人目は、株式会社ベーシックで「formrun」のプロダクトオーナーを務める甲斐雅之さんが登壇しました。

営業・マーケティング活動において、さまざまなシーンで利用される「エントリーフォーム」。資料請求や、キャンペーン、顧客アンケート、セミナーのお申し込みなど、用途は多岐に渡ります。

実は、自前で一から作成しようとするとかなりの手間がかかるといいます。プロダクトオーナーになる前は、マーケティングやディレクターを担当していたという甲斐さんが、ご自身の経験をもとに話します。

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株式会社ベーシック SaaS事業部 formrunプロダクトオーナー 甲斐雅之さん Webマーケティングメディア「ferret」にてSNS運用/記事編集/イベント企画を担当し、 その後にオンデマンドオリジナルグッズ作成サービス「Canvath(キャンバス)」のサービスディレクション/生産管理/サポートチーム構築に携わる。 現在はフォーム作成管理サービス「formrun(フォームラン)」のプロダクトオーナーを務めている。

「まず質問項目を考えます。フォームを作成する目的によって、入れるべき項目が異なるのが難しいポイントです。さらに、フォームを作って終わりではありません。入力が完了した後に表示させる、サンクスページも作成し、さらに自動返信メールも用意する必要があります。後回しになりがちですが、SEO対策として、検索してもらうための文言を登録しておくことも欠かせません。これらを営業やマーケターが一人で行うのはコストがかかりますし、エンジニアやデザイナーがいたとしても、要件定義や仕様を詰めるにあたり、専門知識が不足しているとコミュニケーションの齟齬による認識のギャップが発生する可能性もあります。フォームを取り扱う場合、お客様の大切な情報を扱う場面も少なくないため、セキュリティ面も十二分考慮しなければなりません。

これらの作業を、誰でも簡単かつスピーディーに行えるようにしたのがformrunです」。

さらに、フォームから取得した顧客情報の管理が、営業プロセスにおいて鍵になると甲斐さんは説明します。例えば、資料請求のダウンロードフォームからお申し込みがあった場合に、その見込み顧客に対して誰がフォローするのか、現在進行形でやりとりしているのか、やりとりがストップしているとしたら先方の返信待ちなのか。そうした担当の割り振りステータス管理が、専用の画面で行えるのもformrunの強みだといいます。

実は、本セミナーのお申し込みフォームにもformrunが使われていました。ベンチャーやスタートアップでの導入が進んでおり、最近では大手・老舗企業でも使われているのだとか。2016年にローンチしてから3年弱でユーザー数が4万人を突破したそうで、もしかしたら皆さまも気づかないうちにformrunを目にしているかもしれませんね。


当日イベントにご参加されなかった方も、ぜひ導入をご検討いただければと思います。詳しくは以下のサービス紹介ページをご参照ください。

  • 株式会社ベーシック「formrun
    ポイント:専門知識がなくても手軽にエントリーフォームを作成し、そこで取得した顧客情報をスムーズに管理できる
  • Sansan株式会社「Eight 企業向けプレミアム
    ポイント:コストを抑え手軽に名刺管理を始められる