Eight Team Blog - 名刺管理に役立つヒントを発信

2023年9月8日

メルマガや展示会時に活躍!導入企業に聞くEight Team活用法【セミナーレポート】

2023年8月24日に、「導入企業様に聞くEight Teamの活用法」というタイトルでセミナーを開催しました。

Eight Teamをご利用中である株式会社フツパーの萩原様にご登壇いただき、メルマガ配信時にどのような共有タグを用いて分類しているのか、なかなか利用が定着しないメンバーにどのような対応をしたのかなどをお話しいただきました。
本記事では、セミナーの内容をレポート形式でお伝えします。

Eight Teamとは
「Eight」が提供する中小企業向け名刺管理サービスです。スマホで名刺を撮影するだけで、高精度でデータ化され、社内の名刺を一元管理ができます。社内の名刺を共有・検索できるのはもちろん、共有タグを利用して分類したり、CSVダウンロードしたりすることができます。

— 目次 —


登壇者の紹介

──はじめに、萩原様の自己紹介をお願いします。

はじめまして、株式会社フツパーで関東支社長兼マーケティング部長をしています、萩原と申します。弊社は製造業向けのAIサービスを提供しており、設立4期目、従業員数50名程度のスタートアップ企業となります。

コストを抑えて名刺を共有・データ化するためにEight Teamを導入

──次に、Eight Teamを導入したきっかけを教えてください。

元々は各自で名刺を管理していたのですが、人員が増えるにつれて、顧客の引き継ぎや休眠顧客へ再アプローチなどの業務が発生するようになりました。
スムーズに顧客情報を共有するために名刺を会社として管理する必要性を感じ、2022年3月にEight Teamを導入しました。

Eight Team以外にもいくつかサービスを検討しましたが、コストをあまりかけずに名刺の共有とデータ化ができること、将来的にSansanへ移行することも可能なことからEight Teamを選びました。

──費用対効果はどのように社内に説明しましたか?

Eight Teamは費用も安く、名刺のデータ化・共有の必要性も明らかだったため、具体的な数字での費用対効果を出すことはしませんでした。

もし説明が必要な場合は、一旦手動で名刺のデータ化・メール配信をやってみて、その成果をもとに費用対効果を示すと良いのではないかなと思います。

主な活用シーンは担当者情報の確認・メルマガ・展示会

──具体的にどのような場面で利用していますか?

現在、営業・マーケティング・経営層の合わせて15名ほどでEight Teamを利用しており、活用している場面は主に3つです。

一つ目は、顧客情報の共有です。
商談記録や会社情報はkintoneで管理しているのですが、担当者の情報はEight Teamで管理しています。特に営業の引き継ぎが発生した際や、過去失注した顧客に改めてアプローチする際に役立っています。

二つ目は、メルマガの配信です。
名刺交換した方々の情報をCSVとしてダウンロードし、セミナー情報などのメルマガを定期的に配信しています。

三つ目は、展示会後のアプローチリストの作成です。
弊社では、展示会で受け取った名刺をその日のうちにEightに取り込むというルールを設けています。これにより翌日には名刺情報がデータ化されているので、それをもとにアプローチリストを作り、営業やインサイドセールスが迅速にフォローをしています。

──メルマガや展示会のリスト作成時は、共有タグで分類しているのでしょうか?

メルマガについては、共有タグを利用しています。名刺交換した方々との関係性は多岐にわたるため、「パートナー」「ターゲット顧客」「その他(ターゲット外/コンタクトNG)」などの共有タグで名刺を整理しています。

特に「ターゲット顧客」のタグがついた名刺の方々に対しては、メルマガを配信しています。さらに、「コンタクトNG」というタグを設けることで、配信を希望しない方へのメルマガの送信を避けています。

一方で、展示会については共有タグを利用せずに分類しています。
Eight Teamで出力したリストには名刺に記載の情報に加え、「名刺交換者」「名刺交換日」という項目が含まれています。これらを展示会の日時と参加した社員名と突き合わせることで、どの名刺が展示会時に名刺交換した方なのかを確認しています。

営業メンバー自身に価値を感じてもらうことが定着のポイント

──導入・利用する中で苦労したことはありますか?

導入初期の段階で、過去の紙の名刺を全てEight に取り込んでもらったり、適切な共有タグを付与してもらったりすることが大変でした。
特に多忙な営業メンバーの中には、単にお願いするだけでは名刺のデータ化やタグ付けを実施してくれない方もいました。

──どのように対処したのですか?

社内チャットで継続的な呼びかけに加え、未対応のメンバーを集めてその場でEightへの取り込み作業を行ってもらう時間を設けました。

Eight Teamは名刺を共有するサービスのため、名刺が空っぽだと活用ができません。初期は多少泥臭くても、しっかりと登録・共有してもらうよう繰り返しアナウンスすることが大切だと思います。

──他に、活用のために工夫したことはありますか?

実際に利用する営業自身に効果を感じてもらうことを意識しました。
Eight Teamはもらった名刺を簡単にデータ化でき、スマホでいつでも確認することができるため、個人の名刺管理も非常に便利になるサービスです。その点を社内のメンバーにも伝えるようにしました。

また、「Eightへの名刺登録作業をしていない営業担当にはメルマガやインサイドセールス等のマーケティングアプローチ経由の商談をセットできない」ということをしっかり理解していただきました。しっかりとEightに名刺をしっかり登録してくれる営業にはしっかりと商談をセットすることで、登録作業の有効性を感じてもらい、運用を定着させました。

名刺データを残せるのが最大のメリット

──最後に、導入して良かったことを教えてください。

名刺情報をデータとして残せるということが最大のメリットでした。

リストがあればメール配信や営業の施策など多岐にわたる施策が可能となります。逆に、リストがなければ打てる施策はかなり限られてしまいます。
その意味で、Eight Teamは名刺を撮影するだけなので工数もあまりかからず、費用も安く名刺情報をデータ化できるという意味で非常に価値のあるサービスだと思います。

名刺交換した方の半数以上はすぐのお取引や検討には至らないことが多いです。
ただし、そういった方々の情報も保持し、継続的な接点を持つことで将来的には売上につながるのだと考えています。

まとめ

以上、株式会社フツパーの萩原様にご登壇いただいた「導入企業様に聞くEight Teamの活用法」セミナーのレポートをお伝えしました。

導入時の苦労やその解決手法、展示会やメルマガでの活用方法は参考となるのではないでしょうか。
ぜひ、貴社でのEight Team活用にお役立てください。