Eight Team Blog - 名刺管理に役立つヒントを発信

2018年9月20日

ユーザーが主催するイベントにEightの鈴木由香が登壇。テーマは「〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉」

以前Eight Blogで取材した、吉永亮さんが主催するイベントに参加しました。Eightコミュニケーターの鈴木が登壇し、ビジネスにおける〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉の役割の違いについて解説。【Event】


こんにちは。Eightの村上です。以前、Eight Blogで「フィードを使いこなすユーザー」として紹介した吉永亮さん。実は、プライベートで大阪を拠点にコミュニティイベントを定期開催しているんです。20〜30名が参加する招待制のイベントで、毎回テーマをひとつ決めて、それに詳しい人を呼んで勉強会を行います。

今回のテーマは、「〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉」。つながりの価値を高めることを目指すEightと深く関係するテーマということもあり、Eightのコミュニケーターを務める鈴木がお話ししました。

勉強会の前後では、軽食とお酒を片手に懇親会。参加者の半分以上がEightを使ってくださっており、Eightで名刺交換をするシーンも見られました。

今回は、イベントのコンテンツを一部ご紹介いたします。

吉永さんのインタビュー記事:「日々の投稿がビジネスにつながったことが衝撃でした」──フィードを使いこなすユーザーが語る


懇親会で場が温まってきたところで、鈴木の登壇。

司会は吉永さん。プライベートでこんなに立派なイベントを定期開催されているというのは本当にすごいですね。

初めに、つながりの種類について解説しました。 つながりには〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉の2種類があります。例えば、〈弱いつながり〉は交流会で知り合った人、〈強いつながり〉は同じチームの同僚などが挙げられます。

〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉、それぞれのイメージを来場者に尋ねました。前者は「一度会ったきりの人」、後者は「週1で会う飲み仲間」などの意見が挙がりました。

では、今後のビジネスにおいてどちらのつながりが重要なのでしょうか。「結論からいうと、バランスが大事です。ただ、今後は〈強いつながり〉の重要性が増します」と鈴木。「平成13年に流通した情報量を100とすると、平成21年には約2倍になっています。今後さらに情報量は増えていくと言われており、だからこそ強いつながりが大事なんです」。

平成13年に流通した情報量を100とすると、平成21年には約2倍になっています。

その理由は、〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉、それぞれのネットワークにおける情報伝達の特徴にあるといいます。

〈弱いつながり〉と〈強いつながり〉、それぞれのネットワークに流れる情報の特徴を表した図。ネットワークを流れる玉の色は情報の種類、大きさは情報の量を示しています。

「〈強いつながり〉の場合、変化が速く、複雑な情報が流れてきやすいと言われています。これは、協力関係が成立しており、互いに時間と労力を使って情報を伝えようという意識が働くからです。その一方で、〈弱いつながり〉の場合は、互いに異なるバックグラウンドを持つ傾向があるので、目新しく、多様な情報が流れてきます。ただし、情報を伝えようという意識は〈強いつながり〉ほど強くないため、変化の速い情報は流れてきにくいんです」

どのような情報が欲しいのか、その特性によって、持っておくと有利なつながりの種類は異なります。

今後は、変化が速く、複雑な情報がさらに増えると言われており、だからこそ〈強いつながり〉の重要性が増すと鈴木は説明します。

関連記事:【Eightが運営するメディア BNL】「弱いつながり」の誤解と本質──社会ネットワーク研究の世界(前編)


勉強会の後半は、来場者の皆さまに自分のつながりを振り返ってもらいました。「自分と属性が近いかどうか」と「接触が多いかどうか」の二軸で、自分とつながっている人の名前を書き出します。

自分と属性が遠くて、接触が少ない人は〈弱いつながり〉、属性が近くて、接触が多い人は〈強いつながり〉。例えば、同じチームの同僚なら、図の右上にカテゴライズされます。

皆さま、真剣に自分のつながりを振り返っています。

つながりを振り返ったうえで、第二部では、属性が遠い人や、接触が少ない人などとのつながりをいかに保ちビジネスに生かすか、その方法を紹介。「例えば今日、偶然出会った人同士は弱くつながっている状態です。ただ、名刺交換をするだけで何かにつながる可能性は低いでしょう」と鈴木。では、どうしたら一つひとつの出会いをビジネスに生かせるのでしょうか。

「そこで役立つのが、Eightです」。

ということで、最後に10分程度、Eightのご紹介をさせていただきました。

「Eightを使ったことがある方はいらっしゃいますか?」と尋ねると、半分以上手が挙がりました。ありがとうございます!


勉強会が終わったら、懇親会の後半戦。Eightで名刺交換をするシーンもありました。

心なしか、前半戦よりさらに和やかな雰囲気になった気がします。


もともと、吉永さんとはEightのフィードで投稿を拝見して、それをきっかけにリクエストを送ったのが最初の出会いでした。その後、Eight Blogで取材し、今回のイベントに呼んでいただけたことで、さらに新しい出会いがありました。Eightが出会いの可能性を広げるということを改めて体感できた1日でした。


文/村上知香